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告白が、あなたの命につきささる。「告白」 結末

 

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解説

2009年本屋大賞に輝いた湊かなえの同名ベストセラー小説を原作に、教え子にまな娘を殺された中学校教師の復讐(ふくしゅう)を描くミステリー。『嫌われ松子の一生』の中島哲也監督がメガホンを取り、事件にかかわった関係者たちの告白によって真相が明らかになっていく緊張感あふれるドラマを作り上げた。『ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~』の松たか子がヒロインの狂気を体現するほか、『キラー・ヴァージンロード』の木村佳乃、『重力ピエロ』の岡田将生らが共演する。

 

あらすじ

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とある中学校。終業式後のホームルームで、1年B組の担任・森口悠子(松たか子)は、37人の生徒を前に語り出す。私の娘が死にました。警察は事故死と判断しましたが、娘は事故で死んだのではありません。このクラスの生徒に殺されたのです……。一瞬、静寂に包まれる教室。事件に関わった関係者たちの告白によって真相が明らかになっていく中、森口は、罪を犯して反省しない犯人に対し想像を絶する方法で罰を与える……。

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結末


主犯・渡辺修也(西井幸人)の母親は、優秀な電子工学系の大学教授だった。修也が生まれた後、彼女は研究の道を選んで、小さな家電店を経営していた夫と離婚している。修也は母親に捨てられたと思っている一方で、自分は優秀な母親の血を受け継いでおり、誰より母に認められたいという思いも強い。

彼は、発明コンテストで自ら開発した作品し、全国大会で賞を獲った。そのコンテストに応募したきっかけは、それがメディアに取り上げられ、母親が迎えにきてくれるのではないか、と考えたからだ。しかし、新聞でその記事よりも大きく扱われたのは、同じ13歳が犯した一家殺害事件だった。修也は失望感に囚われることになる。それがきっかけで、彼は「とある行動」に出る。

彼は同じ組の下村直樹(藤原薫)を誘い、自分が開発した「びっくり財布」(開くと電流が流れるサイフ)を試す相手を探す。直樹は担任・森口の娘がいいんじゃないかと話す。修也は以前ゲームセンターに出入りした罰で、森口に2週間プールサイドの掃除等を命じられたことがあったため、彼女に対する仕返しのつもりで、愛美をターゲットにすることに決める。

 

愛美は「びっくり財布」の入ったポーチを持たされて、気絶する。直樹は愛美が死んだのではないか、と慌てる。修也は「俺が殺したことをみんなに言い触らしていいよ」と告げて、先にその場を去る。修也は、愛美を自らの工学的な作品で殺め、メディアに取り上げられ、母親に注目されたいと考える。

直樹は、友達と思っていた修也から「お前は出来損ないだ」と言われたことに激昂する。愛美が目を覚ましてまだ生きていることが分かったにも関わらず、彼女をプールに放り投げ、溺死させる。

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復讐については、森口のパートナー・桜宮正義(山口馬木也)についての告白で始まる。桜宮も教師で、「世直しやんちゃ先生」としてメディアで取り上げられ有名になったこともある。愛美が生まれた後、彼はHIVに感染していることが分かる。愛美の将来を考えて、2人は結婚しない道を選ぶ。愛美の葬式で、桜宮は号泣した。桜宮は、ついに生きている愛美を抱くことはできなかった。森口はホームルームで、彼の血液を、犯人2人の牛乳に混ぜ、飲ませたと告白する。それこそが、復讐劇の始まりだった(実際には、自分の血液を採取するという不穏な動きを見せた森口の行動をみつけた桜宮が、血液混入の牛乳を回収し、未然に防いでいた)。

森口は、この「告白」の後、教職を辞す。その後、「ウェルテル」とアダ名を付けられた(他人思いだと思いきや、実質は自分の思い通りに行動してしまう)若手熱血教師・寺田良輝(岡田将生)がB組を担当。修也は変わらず学校に出て来ている。直樹はHIVに感染したと思い込み、部屋に閉じこもるようになる。寺田は家に引きこもっている直樹を何度も訪ね、母親(木村佳乃)に玄関で止められても、学校に出て来るように大声で告げる。

寺田は桜宮に心酔しており、森口に色々相談していた。彼女は、「桜宮なら諦めず直樹を訪ねるでしょうね」と話す。しつこく寺田に訪問させ、直樹を精神的に追い詰める。母親は直樹を溺愛し、どんな時も彼の味方だった。しかし、ある日息子から事件の真実を告白され、動転する。思い余って心中しようとするが、直樹に刺殺される。

修也は「人殺し」として、クラスのみんなからいじめを受けていた。しかし1人、北原美月(橋本愛)は、いじめの一環として、修也と囃し立てられるようにキスさせられたことで親しくなる。彼がクラスメイトに(HIVに感染しているかも知れない)血を見せ、脅すと、いじめも無くなった。

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ある日、美月に「マザコン」、「母親に会いに行く勇気も無い」と言われ、修也は彼女を撲殺し、業務用の冷蔵庫に遺体を入れた。

修也は自らのサイトで、開発した作品を紹介していた。ある日、コメント欄に母親の名前を発見。彼は母が見てくれたと思い込み、舞い上がって、早速大学に作品を持って行く。しかし、彼女は再婚した夫との新婚旅行中で不在だった。

サイトに母親名義でコメントを書き込んだのは森口だった。修也は全てに失望し、体育館に爆弾を仕掛け、入賞した作文を生徒たちの前で発表する際に爆発させて、全てを吹き飛ばそうと計画。作文を読み終わった後、彼は起爆装置である携帯のボタンを押すが、何も起こらない。

その後、彼の携帯に、森口から着信がある。実は爆弾は彼女が持ち去っており、彼の母親のもとにそれを届けに行っていた。彼が携帯のボタンを押した時、それは母親の教授室で、爆発した。愛していた母親を、自らの手で殺させる。彼女の復讐は完結した。

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そして、修也の髪を掴み、顔をあげさせ、女性教師はつぶやく。「これからあなたの更正が始まるのです」と。そしてシニカルな笑みを浮かべた顔で「なんてね」と言うシーンで幕が下りる。

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